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出典:読売新聞(ヨミドクター) 6月30日(木)16時10分配信 |
投薬ミスを防ぐ「字体」って? 「3」と「8」、「ソ」と「ン」… |
6月30日付けの 読売新聞(ヨミドクター)に、製薬会社「ファイザー株式会社」が発表した後発医薬品(いわゆるジェネリック薬でしょうか)の商品パッケージに「つたわるフォント」が採用されたとのニュースがアップされていました。 「つたわるフォント」とは、例えば「1」と「7」、「3」と「8」、「S」と「5」などのように紛らわしい文字や数字の見間違いによる企業活動上の損失や事故を防ぐため、慶応義塾大学
自然科学研究教育センター 副所長 中野泰志教授および博報堂ユニバーサルデザインとの共同研究により開発された、判読しやすいフォントです。 日常、多くの印刷された文字や数字を目にしますが、見間違えてしまうことはままあります。私たちのように仕事柄、多くの書体に見慣れている者であっても、思い込みや見間違いは起こり得ます。まして「書体」など気にかけることのない方々が、調子の良くない時に投薬量や時間、薬品名などを見間違えてしまうことは十分に考えられるわけですから、こういった試みは是非とも続けていただきたいものです。 |
フォント |
By
Doctor |
会社の近くにラーメン屋さんがあります。開店した当初、店の前に看板が出ていました。 見ると「濃厚どちスープ」と書いてあります。「どちスープ」が納得いかないので、もう一度見ると「濃厚どらスープ」とも読めます。「どらスープ」……何かこう、野放図というか、ワイルドな感じを訴えたいのであろうか。なら、「のら」では? うーん……。 暴走族上がりの店主以下、ボクサー崩れの接客係や少年院帰りの新入り君等、腕に覚えの野郎共が、時に限りなく暴力に近いスキンシップを織り交ぜながら激論を交わしている様子が浮かびます。 ……「いや、『のらスープ』悪かねえけどよ、(バキッ)何か弱えんだよ!」(ドカッ)「やっぱ『どら』じゃね!?」(グシャッ)「あ゛あ゛!?」……。 と、男たちが全身全霊を懸け、夜を徹して戦わした熱い議論の末に辿り着いた「どらスープ」……。 それでも今ひとつ腑に落ちませんでしたが、まあいいか別に、とやり過ごしました。 数日後、件の看板をふと見ると、3文字目だけ、明らかに他と異なる書体に換わっていました。 そこには「濃厚どろスープ」と書いてありました(ドサッ)。 |